今回紹介するのはTAIFONG社の「Robotic Radio」(画像中央右)と、南米版トランスフォーマー(真贋不明)「Radio AM Robot」です。
どちらもトランスフォーマーのブロードキャストを意識した作りでありながら、デザインや変形パターンに独自の工夫が見られるのが興味深いのではないでしょうか?
どちらも、実際にラジオの受信が可能な反面、胸のカセットルームはダミーになっており、フレンジーやジャガーなどのカセットTFの収納は不可能になっています。

Robotic Radio


タイワンのTAIFONG社の製品。
発売時期から「トランスフォーマー」ではなく「ミクロチェンジ」を意識した商品ではないかと推測される。
ラジカセ正面からみて左右へ水平に回転する要領で畳む手足の変形や、頭部を左右に開いて持ち手にする変形など独特の変形パターンが面白い。
シールのデザインなどのバリエーションの存在も確認されている。
TAIFONG社は様々な電子玩具を作っており、この他にも車にロボットから変形する「AMラジオ搭載玩具」も発売されている。

特徴的な変形パターンの解るラジカセ裏面
2つのダイヤルでチューニング、音量調整を行う。

パッケージ表裏

同メーカーの商品「RACEBOT」ロボ→車の変形に加えてラジオも聞ける。
内部ラジオ部分は「ROBOTIC〜」と同様のもの。

Radio AM Robot

マニアの間でも「海外版」「海賊版」の評価が別れる南米版トランスフォーマーの1つ。
タカラやハズブロの商品ではなく、「TRANSFORMERS」のロゴはあるが、軍団表記やエンブレムシールなども存在していない。(ロゴはサイバトロン仕様)
ブロードキャストに似たラジカセモード、メガトロンを意識したロボットモード、サウンドウェーブに似た変形パターンと、ハイブリットのカタマリの様なアイテムになっている。
Radio AM Robotという名前もTF的なキャラ名ではなく、あくまでも商品名なため「ラジカセに変形するメガトロン」というモチーフの商品かもしれない。


カセットルームの開閉はブロードキャスト同様、ラジカセボタンで行う。
開くと電池BOXになっている。


パッケージ表裏
キャラクター設定などの記載は無い。